弁天島海水浴場 べんてんじまかいすいよくじょう
所在地 | 浜松市西区舞阪町弁天島 |
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URL | http://www.bentenjima.jp/ |
弁天島海水浴場とは
弁天島の南に位置する波の静かな遠浅の海水浴場。
1889(明治22)年に舞阪の那須田又七(なすだまたひち)により開かれた、弁天島で最初の観光事業。
毎年4月~8月は潮干狩場への渡船も出ており、夏には多くの観光客でにぎわう。
施設
無料で使用できるシャワーやトイレがある。
また、有料だが更衣室やコインロッカーの利用も可能。
JR弁天島駅から徒歩約3分。海水浴場すぐそばには駐車場も完備している。
歴史
1889(明治22)年に弁天島海水浴場が開かれる以前の弁天島は、弁天神社があるだけの無人島であった。1881(明治14)年に浜名橋が架けられると、翌年からは一般の人たちの通行が可能となり、多くの旅人が弁天島を通るようになった。島南側の遠浅の海は夏の水遊び場として絶好の場所であったが、当時は海水浴という言葉もなく、病気治療のひとつであった。
1887(明治20)年頃、那須田又七の浜松の知人が転地療養のために舞阪の海近くにある那須田家の別荘を借りて療養すると、健康を回復した。それを知った又七は多くの医師や水産学者の力をかり、浜名湖の水質や湖岸の風土を調べると、弁天島周辺が療養地として最適であるとわかり、海水浴場を開いた。また、同時に旅館「一碧楼(いっぺきろう)」も開業している。
当時、東海道線舞坂駅が開業しており、交通の便もよかったため、全国各地から訪れる人々でにぎわった。さらに、1906(明治39)年7月からは夏の期間のみ列車が停車する臨時停車駅として弁天島駅がつくられるとより多く人たちが押し寄せた。
その後、弁天島駅は1916(大正5)年に一年中停車する常設駅へとなっている。
参考
『浜名湖・自然と歴史と文化』(明文出版社)
『舞阪町歴史散歩』(舞阪町)
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