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【遠州七不思議】波の音【えんしゅうななふしぎ】なみのおと
内容
昔、大勢の漁夫たちが海に網を入れて漁をしていたが、何度引き上げても不漁で困っていた。次の網を入れて引き上げてみると、そこには怪物が一匹引っかかっており、漁夫たちはこんなものがいるから不漁になるのだと、殺そうとした。
するとその怪物は、自分は海の底に住む波小僧なので、天気のことを良く知っているから、これから天気の変わり目には太鼓をたたいて知らせるかわりに逃がして欲しいといった。
漁夫たちもそれならばと、波小僧を逃がしてやった。
それから天気の変わり目には波の音がするようになった。
※遠州七不思議は土地によっていろいろな話がある。この話の他に片葉の葦・京丸牡丹・桜ヶ池のお櫃納め・三度栗・無間の鐘・夜泣き石などがある。
参考
『遠州七ふしぎの話』遠州伝説研究協会
『遠州七不思議』石野茂子
『遠州伝説集』遠州タイムス社
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