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山田谷吉やまだたにきち
誕生地 | 現:浜松市西区雄踏町宇布見 |
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生年 | 1863(文久3)年3月3日 |
没年 | 1939(昭和14)年12月7日 |
山田谷吉とは
実業家として、地域のために数々の事業を行った。特に、ウナギを育てて地域の名産と出荷したり、日本で初めてウナギの缶詰を生産したりしており、“浜名湖のウナギ”と名声を博すようになった背景には、こうした谷吉の功績に因るところが大きい。
また、自分が若いときに学校へ行けなかった悔しさを、若者に味わわせないようにと、積極的に青年会へ寄付を行い、青年会館建設の際には建設委員長として指揮を取っている。
生涯
1863(文久3)年、敷智郡宇布見村(現:西区雄踏町宇布見)の鈴木家次男として生まれる。
1881(明治14)年に山田家へ養子に入り、行商を生業とする。
1900(明治33)年、味噌・しょうゆの醸造を始める。
1904(明治37)年には推されて村会議員となる。また、鹿小路(宇布見・志都呂・大久保にまたがる田面)の耕地整備事業に着手。
そのほかに、養魚場を経営して浜名湖岸に養魚場を建設、大正末までに数ヶ所を成功させ、養魚場の株を一部、青年会活動の助成にと青年会へ部寄贈している。また、1908(明治41)年、舞阪駅前に今切米肥合名会社を設立。1930(昭和5)年には周智郡犬居地区(現:天竜区春野町)で林業を経営し、青年会へ山林を一部寄贈している。
1934(昭和9)年に浜名湖食品株式会社を設立し、日本最初のウナギの缶詰を生産。
1939(昭和14)年、76歳で他界している。
参考
『郷土の発展につくした人々』(静岡県教育委員会)
『静岡県歴史人物事典』(静岡新聞社)
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