鈴木権右衛門家すずきごえもんけ
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郵便番号 | 431-3111 |
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所在地 | 浜松市東区中郡町 |
鈴木権右衛門家とは
鈴木家は室町時代から万斛(まんごく=現:東区中郡町)に屋敷を構え、強い統率力を持っていたとされている。徳川家康が浜松城に入城し、遠江全域を支配する際には、万斛村とその周辺村々の代官としての役割を与えられており、江戸時代には庄屋の中でも地位の高い独礼庄屋として栄えた。
鈴木家は家康とのつながりも深く、側室である阿茶局(あちゃのつぼね)は鈴木家に預けられており、浜松在城中の家康は鷹狩をした帰りなどに鈴木家に立ち寄っては、彼女を寵愛したといわれる。また、屋敷の東側にある甘露寺を家康が訪れた際、本堂前庭の梅の古樹をほめたとも伝えられる。
鈴木家は他の名家とも親縁関係を結んでおり、有玉の高林家とは重縁の関係にあった。他にも内山真龍の妹万左が、17代目権右衛門豊房の妻として鈴木家へ嫁いできている。
建物の特徴
独礼庄屋として栄えた鈴木家屋敷の周囲には堀がめぐらされており、現在でも残る鈴木家の門は江戸時代初期に建てられたといわれる。また、特定の身分ある者だけがこの門をくぐることができたとされる。
屋敷内の建物は建て替えが行なわれており、門ほどの歴史は持っていないが、庄屋屋敷の面影が残る。
2011(平成23)年に鈴木家の相続人から土地や屋敷などが浜松市へと寄付された。
参考
『浜松歴史散歩』(静岡新聞社)
浜松市WEBページ(2011.11参照)
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