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杉浦真崎すぎうらまさき

生年 1690(元禄3)年
没年 1754(宝暦4)年
杉浦真崎とは

江戸時代中期の歌人。
荷田春満(かだのあずままろ)の姪で杉浦国頭(すぎうらくにあきら)の妻。
まさ、政子、雅子、真崎とも書き、後年には真崎と記す場合が多かった。

 

生涯

京都伏見稲荷の神官荷田春満の妹夫婦、羽倉信元・茂子夫妻の間に生まれた。
12歳の時に江戸に出て、福岡藩主黒田綱政の娘久子(10歳)に仕えたが、翌年には暇をとり、在府中の荷田春満と共に過ごすこととなった。
1704(宝永元)年、杉浦国頭が春満のもとに在塾していたとき、国頭の人柄を見込んで春満が真崎と結婚させた。そのとき真崎15歳、国頭27歳。
浜松に帰った国頭は神官職をつとめるかたわら国学を教え、妻の真崎も読み書きを教えていた。その中には当時11歳の賀茂真淵もいた。
1740(元文5)年、真崎が51歳のとき夫国頭が63歳で死去。遺命に基づいて中島六本松に神葬された。
真崎は1754(宝暦4)年2月29日、65歳で死去した。彼女は国頭とは別に、西来院にまつられている。

 

主な歌集・著書

『やどの梅』
『杉浦真崎遣詠集』
『夜あらし』
『伊勢物語箚記(さつき)』

 

参考

『浜松の史跡 続編』(浜松史跡調査顕彰会)
『はままつ歴史発見』(静岡新聞社)

 

 

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