杉浦国頭すぎうらくにあきら
誕生地 | 現:浜松市中区千歳町 |
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生年 | 1678年8月23日 |
没年 | 1740年6月4日 |
杉浦国頭とは
浜松諏訪社の神官で遠江国学の祖といわれる。
武士階級に受け入れられた儒学に対して、国学は神職や庄屋、名主、年寄、地主や町人の代表者などに普及した。
生涯
1678(延宝6)年8月23日医師渡辺家の次男として、現在の千歳町に誕生。諏訪社の杉浦家を継いだ。
杉浦国頭は1701(元禄14)年24歳のとき江戸滞在中に和歌を学び、荷田春満(かだのあずままろ)にも面会して和歌の指導を受けた。国明は春満に将来を期待され、春満の姪である真崎を妻に迎えている。真崎は内助の功があったばかりでなく、春満の学問を浜松に伝えた重要な女性ともいえる。11歳の賀茂真淵が真崎の手習いを受けている。
1705年国明ははじめて自宅で歌会を開き、荷田春満も何度か浜松の杉浦家にきて和歌を指導した。
浜松に若を詠む者が次第に増加すると、国頭は1720(享保5)年11月から毎月一回月並歌会を開催。1753(宝暦3)年まで多少の中断はあれども、ほぼ34年間続けれられた。
国頭は歌会を開いて歌道を広めるほか、浜松の有志に百人一首や日本書紀の講義をして古学の振興に尽力した。
1740(元文5)年6月4日63歳で死去。
妻の真崎は1754(宝歴4)年2月29日死去。広沢西来院に墓がある。
参考
『浜松市史』
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