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犀ヶ崖資料館さいががけしりょうかん

郵便番号 432-8014
所在地 浜松市中区鹿谷町25-10
Tel 053-472-8383
Fax 053-472-8383
URL http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/enjoy/culture_art/saigagake/saigagake.html
時間 9:00~17:00
料金 無料
月曜、祝日の翌日、年末年始
設立・設立目的

犀が崖資料館は、「三方ケ原の戦い」による死者の霊を祭った宗円堂というお寺であり、「遠州大念仏団」の本部としてもながく利用されていた。1972(昭和47)年3月、市は、遠州大念仏を無形民俗文化財に指定。1982(昭和57)年にはこの建物を、遠州大念仏及び三方ケ原の戦いに関する資料を展示する資料館として改修し、1983(昭和58)年4月に開館。郷土に伝わる文化遺産を後世に残していくことを目的としている。

 

施設内容・特徴

三方ケ原の戦いの時、徳川軍は崖に布の橋をかけて、この崖に武田軍を追い落としたという伝説が後に生まれ、それが布橋という地名の由来になっている。資料館の周りには三方ケ原の戦いにいわれのある石碑があり、家康の身代わりとなって討ち死にした夏目吉信の碑や、殿(しんがり)を務め壮絶な討ち死にをした本多忠真の碑が犀が崖を凝視するように立っている。遠州大念仏は遠州地方の郷土芸能のひとつで、初盆を迎えた家から依頼されると、その家を訪れて庭先で大念仏が行われる。江戸時代のもっとも盛んな時には、約280の村々で大念仏が行われていた。現在、約70の組が遠州大念仏保存会に所属し活動している。

 

備考

犀が崖に転落して多くの死者を出したことから、犀が崖のたたりがうわさされた。そこで家康は三河から僧侶をまねいて七日七夜、鉦(かね)と太鼓を鳴らして供養したといわれている。以後、家康は念仏踊りを奨励。遠州各地で大念仏が盛んに行われるようになった。

 

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