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昭和33年の大火しょうわ33ねんのたいか
時期 | 1958(昭和33)年4月14日 |
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昭和33年の大火とは
1958(昭和33)年4月14日午後、松城町(現:中区松城町)にあった浜松東警察署の用務員室から出火した。火はモルタル2階建ての庁舎など3棟を焼くと、風速10数m以上の激しい風と乾燥によって燃え広がり、火の粉は浜松駅の南まで達したという。隣接していた浜松税務署の本館や倉庫などへ燃え移り全焼、さらに200mも離れた元城町(現:中区元城町)の常盤幼稚園へも飛び火して全焼している。
その後、決死の消火活動や市庁舎が防火壁の役割をしたことなどにより、さらなる延焼は防ぐ事ができた。
出火と延焼の原因
全焼した浜松東警察署の建物はもともと1950(昭和25)年に国警浜名地区署の庁舎として建てられた。その後、国警が県警となり、1954(昭和29)年からは浜松北署として使用されていたが、1956(昭和31)年に北署が廃止となったため、一時は空き家状態であった。そして、相生町(現:中区相生町)にあった東署の改築にともない、しばらくの間の仮庁舎として使用されるようになった。
東署の新庁舎が完成し、1958(昭和33)年4月15日に引っ越すこととなったため、前日に用務員室で不要な書類や紙くずを燃やしていた。すると煙突が過熱し、天井に火がついて火事が起きた。
その日、風が強く空気は乾燥していたことに加え、消火栓の不足や水圧が弱かった事などによって消火活動に手間がかかり、火が広がっていってしまった。
参考
『ふるさとの歴史シリーズ 浜松・浜名湖周辺』(郷土出版社)
『見る読む 浜松歴史年表』(羽衣出版)
『浜松市史』(浜松市)
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