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鈴木家住宅とは

木造平屋建ての鈴木家住宅は釜屋造※の民家であり、現存する釜屋造の多くは釜屋部分が失われたり内部が改造されていたりする中、全形を保つ珍しい例。主屋と釜屋共に茅葺の寄棟造※で壁は板張、主屋（おもや）と釜屋は直交する形でつながっており、両棟とも1821(文政4)年頃に建てられたと考えられている。
1977（昭和52）年に静岡県の文化財に指定され、2007（平成19）年6月18日には国指定の重要文化財となっている。

※釜屋造（かまやづくり）／主屋（居室部）の隣に釜屋（土間など）を建て、その間をつないで平面的には一棟の形をとるもの。18世紀半ば頃から現れ、天竜川流域から愛知県東部にかけて数多くが分布していた。
寄棟造（よせむねづくり）／四方向へと広がる形状の屋根をもつ建物

備考

駐車場／無し
見学料／無料　※ただし荒天時は内部見学不可

関連項目

文化財〔建造物〕

参考

『静岡県の歴史的建造物・歴史的町並み』（静岡県都市住宅部）
『昔に出会う景観紀行』（浜松観光コンベンションビューロー）
『ふるさと静岡県文化財写真集』（静岡県教育委員会）
文化遺産オンライン（2011.11参照）

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