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旧石神尋常小学校きゅういしがみじんじょうしょうがっこう
郵便番号 | 431-3428 |
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所在地 | 浜松市天竜区石神1133-1 |
旧石神尋常小学校とは
現在の天竜区北西地域の熊・上阿多古・下阿多古にあたる当時の20か村が連合して、1873(明治6)年10月に石神学校が開校し、1892(明治25)年には下阿多古村立石神尋常小学校となった。1897(明治30)年9月に暴風雨のために校舎が倒壊したため、1899(明治32)年4月に新たに校舎が建てられた。その後、1927(昭和2)年10月に現在も残るこの校舎が完成しており、1960(昭和35)年に旧天竜市内で最も早く学校給食が始められた。1969(昭和44)年に天竜市立阿多古小学校に統合され、廃校となった。
現在では天竜ウッドワーク事業協同組合が使用しているが、黒板や掲示物は廃校当時のまま残されている。
建物の特徴
1927(昭和2)年に建てられた木造2階建ての校舎。桟瓦※葺きの屋根に、壁は杉の横板が下から順に少しずつ重なるように張られている。
南面中央にある玄関を入ると、目の前に2階へと上がる階段があり、玄関上部の2階部分には宿直室が配置されている。校舎内には6つの教室に職員室、宿直室の全8部屋と、1階2階のそれぞれ北側に1間半(約2.7m)の広い廊下がある。
※桟瓦(さんかわら)/断面が波形をした瓦
参考
『昔に出会う景観紀行』(浜松観光コンベンションビューロー)
『静岡県の近代化遺産』(静岡県教育委員会文化課)
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