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栄秀寺のイチョウえいしゅうじのいちょう
所在地 | 浜松市中区領家二丁目 |
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栄秀寺のイチョウとは
栄秀寺は応安年間(1368~74年)に創建された京都知恩院の末寺。その境内に立つ推定樹齢300年、樹高23メートルのイチョウは1962(昭和37)年に浜松市の天然記念物に指定された。
一見すると一本のイチョウのように見えるが、複数のイチョウの木が癒合して大樹となっており、県内ではとても珍しい。
災禍を乗り越えたイチョウ
寺伝によるとこのイチョウの原木は幕末の慶応年間(1865~8年)に強風を受けて幹が途中で折れてしまったが、その後、折れてしまったところから再び発芽して成長したとされる。
また、太平洋戦争中にも至近距離に艦砲射撃の砲弾が落下し、枝は飛ばされ、幹も傷だらけになってしまったが、現在ではその傷も癒え、成長し続けている。
参考
『浜松市の名木&巨木』(浜松市役所)
『指定文化財のしおり』(浜松市教育委員会)
『浜松歴史散歩』(静岡新聞社)
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