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庚申寺とは

725（神亀2）年1月庚申の日、現在寺がある位置より西北の堂風呂の山中に庚申尊天の本地仏である十一面観世音が出現したのを機に、観音山光明寺という小庵が開創されたことにはじまるとされる。
その後、盛衰を繰り返し、1390（元中7）年に仲翁澄大和尚が現在の地に伽藍を移し、山寺号を金剛山庚申寺と改め、真言宗から臨済宗に改宗した。
1792（寛政4）年に全山の建物が焼失してしまったため、現在ある山門や庚申堂は1796（寛政8）年に再建されたもの。
山門の屋根の四隅にある飾瓦には「みざる・いわざる・きかざる」の三猿が刻まれている。

絵馬

庚申堂内の壁には多くの絵馬が奉納されている。その中の一つ、1693（元禄6）年奉納の「二十四孝」の大絵馬は浜松市の指定文化財となっている。

参考

『遠州の古寺』（静岡郷土出版社）
『浜松歴史散歩』（静岡新聞社）
 

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