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隠れ岩と小豆坂かくれいわとあずきざか
所在地 | 浜松市天竜区光明(伝承地) |
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内容
1575(天正3)年、徳川家康は光明山中で武田軍と戦っていた。
家康は苦戦を強いられ、ふと見つけた洞窟の中に逃げ込んだ。
一方、武田軍の大将である勝頼は、朝からの戦いに空腹で仕方がなかったので、近くの農家へ駆け込んだ。
戦いの最中であったため、一番早く煮える食べ物を食べさせろと言った。そこで、農家は小豆の塩煮を煮て出すことにした。
しかし、小豆の塩煮はとても時間のかかる煮物だった。しのびはそれを家康に知らせ、家康は洞窟から這い出して逃げた。
その後、家康の隠れた洞窟を「隠れ岩」、両者の戦った坂を「小豆坂」と呼ぶようになった。
参考
『ふるさと再発見 遠州の民話』(静岡新聞社)
『続・遠州伝説集』(遠州タイムス社)
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