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ミツバみつば
ミツバ栽培の歴史
昔から土耕栽培されてきたミツバは、享保年間に東京葛飾の水元町で軟白を始め、それが千葉県松戸で改良されてから関東一円に広がった。関西には明治以降に軟白技術が導入された。現在の大型ハウスを利用した養液栽培は、昭和40年代半ばに浜松市で行われたのが始まりとされている。年に何回も作付けが行なわれ、成育期間が短く、一年中出荷可能なミツバは溶液栽培に好適な作物。
浜松のミツバ
浜松市では西区大久保町近郊を中心とした大規模な施設園芸団地のなかで多く栽培されている。ハイテク自動制御、クリーンで安全な生産管理などの最新鋭水耕栽培システムを使用し、高い品質のミツバ生産が行われている。生産されたミツバは県内はもとより、東京、大阪、名古屋などの大市場へも出荷される。
ミツバの栄養成分
風味豊なミツバは栄養価も高く、ビタミンCをはじめ、カルシウム、鉄分、カロチンなどが多く含まれている。また神経系の機能を正常にする働きがあり、ストレスなどの症状に効果があるほか、風邪の初期に利用すると熱を下げる作用もある。
参考
『遠州の地場産業』(静岡県西部地域しんきん経済研究所)
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