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いたずらキツネいたずらきつね
所在地 | 浜松市南区芳川町(伝承地) |
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内容
むかし、ある男が芳川村に住んでいた。
ある晩、男は親戚の家に行く途中、道で馬の糞を転がしているキツネに会った。どうしてそんなことをしているのかと男が尋ねると、キツネは近くの家に住むおばあさんに、丸めた馬の糞を饅頭だと騙して食べさせるのだと言う。男は面白そうだと思い、キツネについて行くことにした。
おばあさんの家に着くとキツネは障子の穴から覗いていろと男に言い、家の中へと入っていった。穴から覗いてみると、中にはおばあさんがひとりで寝ていた。
男はいつキツネがおばあさんをだますのかと見ていたが、いつまでたってもキツネが馬の糞を食べさせることはなく、ついには夜が明け始めた。それでも覗いていると、道を通った人に肩をたたかれ、何をしているのか訊かれた。気が付くと、覗いていたのはおばあさんの家ではなく、自分の家の馬小屋だったのだ。
参考
『ふるさと再発見 遠州の民話』(静岡新聞社)
『浜松の伝説 下』(ひくまの出版)
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