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天神社の雨ごい歌てんじんじゃのあまごいうた
所在地 | 浜松市中区天神町 |
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内容
1713(正徳3年)年のころ、5月から6月にかけて一粒の雨も降らない大日照りが続いた。苗は枯れ、田んぼには地割れができしまい村人たちは困り果てていた。
村人たちは雨ごいに効くと評判の天神町の天神社で、お祈りを捧げようと決めた。カネや太鼓を鳴らして、村人たちは雨が降るようにと祈った。
また、浜松城からは岩城善左衛門康親(いわきぜんざえもんやすちか)がお参りに来た。歌よみの名人である岩城善左衛門は雨ごい歌三首をそなえ、三日三晩の間、一心に雨乞いをした。
すると、日の照りつけていた空が曇り、雨が降ってきた。それから後、日照りの年には城主が雨ごいの祭りを行なうようになったといわれている。
雨ごい歌
雨神のえにしもあれば ひとむきに
雨のめぐみをいのりこそすれ
もののふも民も草木も いろかれて
月日をうとみ雨夜をぞまつ
もろもろの民をすくいの神心
てんまんぐうの森のゆう立ち
出典:『浜松の伝説 上』(ひくまの出版)
参考
『ふるさと再発見 遠州の民話』(静岡新聞社)
『浜松の伝説 上』(ひくまの出版)
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