懐山おくないふところやまおくない
開催地 | 泰蔵院 (浜松市天竜区懐山) |
---|---|
時期 | 1月3日 |
名義
年の安全、五穀豊穣、子孫繁栄など
懐山おくないの特徴
おくないは、1887(明治20)年頃まで阿弥陀堂で行われていたが、現在は泰蔵院本堂で1月3日に行われている。
古くは旧正月の5日、新正月の5日、新正月の4日に行われていたこともある。
古くはどのような組織で行われていたかは不明。
現在は代々禰宜をつとめる「ねんや」の屋号を持つ大石太市と阿弥陀田を作ってきた下山良一を中心に世話人や班長などが集まり、費用を各戸で平等に負担し祭りを行っている。
1973(昭和48)年全戸加入の保存会が結成された。
1994(平成6)年国指定重要無形民俗文化財指定
正月3日の芸能前の午前中には、禰宜が六所神社裏手の不動様の滝で水を汲み、面や採物、衣裳を清める。
牛王印は以前は渋川の山寺へ牛王宝印をもらいに行っていたが、法印が死去してからは禰宜が牛王印を作成。これを阿弥陀様に供えて、行事が終了すると、各戸2本ずつ配布する。
配られた家では稲の苗代の種下しのときに水口に立て、災難よけの護符にする。
「面清め」「阿弥陀様の祭り」「三三九度の杯」「伽藍様の祭」が終了すると、泰蔵院にもどり阿弥陀様の前で舞がはじまる。
前段の祭事
1.不動様の水汲 2.牛玉法印 3.面清め 4.阿弥陀様の祭 5.三三九度の杯 6.伽藍様の祭
懐山おくないの舞
1.神の舞 2.三ツ舞 3.槍の舞 4.槍のもどき 5.剣の舞 6.剣のもどき 7.両剣の舞 8.両剣のもどき 9.翁
10.松かげ 11.宵の獅子 12.鬼の舞 13.仏の舞 14.年男 15.火王さま 16.鞠のかがり 17.四節の四季
18.松竹 19.田打 20.みの口 21.田打洗 22.苗草取 23.草敷 24.種撒 25.鳥追い 26.麦米搗ひる洗う
27.田遊 28.山家田遊 29.肥ならし稲刈 30.女郎の舞 31.稲叢 32.駒の舞 33.猿追い 34.桑とり 35.綿買い
36.いとくり 37.塩買い 38.悪魔払い 39.夜明けの獅子 40.舞い納め
関連項目
参考
「懐山おくない」平成元年 懐山老人クラブ、懐山おくない保存会発行
浜松といえば
おすすめ記事
徳川家康 浜松まつり 浜松城 浜名湖 中田島砂丘 弁天島 湖北五山 うなぎ 浜松餃子 三ヶ日みかん ドウマンガニ ガーベラ 楽器博物館
iPhone アプリ
edited by 浜松情報BOOK