天龍木材株式会社てんりゅうもくざいかぶしきがいしゃ
郵便番号 | 435-0021 |
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所在地 | 静岡県浜松市東区材木町38番地 |
Tel | 053-421-1188 |
Fax | 053-422-0299 |
web_soumu@tenryu.co.jp | |
URL | http://www.tenryu.co.jp/index.html |
時期 | 1907(明治40)年4月創立 |
代表者 | 代表取締役社長 大木 洋 |
資本金 | 15億245万9,500円 |
従業員数 | 141名(2010年3月31日現在) |
■事業内容
原木・木材製品の輸入販売、各種建材の製造販売、住宅用部材の加工販売、植林・育林事業
■事業の特徴
創業以来木材一筋。当初は天竜川の治水保護として切り出した地元の木材を販売していた。戦後安価な外材需要が伸びたことから、世界各地の原木や木材製品の輸入販売を行うようになった。
現在は外材の原木・製品の販売、住宅用建材の製造販売、住宅部材の加工販売、また間伐材利用のエコ商品も事業の柱となっている。
特に「人間と自然の調和」をテーマに、森林保護や森林事業の活性化のため国産材の育成を積極的に行い、山に木を植え、育て、成長した木を有効利用することに努めている。
そのひとつが国産間伐材を有効利用した「プラムエコ」という商品。間伐材のなかでも木材として利用できない杉をチップにして固めたもので、屋上緑化の基板材として使用している。
また日本各地の木材を使用した床材「プレスウッド」を開発。これは圧縮した杉を杉の合板に貼り付け、強度を増すことに成功させた。このほか漆喰パネルなどの開発製造も手掛けている。
国土の3分の2を占める森は、かつて生活の糧をもたらす場所であり癒しの場所だったが、現在こうした豊かな森林資源は放置されたままの状態。この状況の打開に天龍木材は挑み続けている。
■ポリシー・取り組み等
緑を創り、育て、活かし、そして守る。創立以来、木材一筋に歩んできた一貫したポリシー。
■備考
創立1907(明治40)年の天龍木材の実質的な創業は、さらに26年さかのぼる。当時金原明善が遠州地域の産業を開発するため、天竜川付近の木材商などに勧めて、蒸気力と機械を応用し近代的な製材事業を起こすことを考え、1881(明治14)年に天竜木材の前身である合本興業社を天竜川西岸に創設した。この会社は丸鋸3台、竪鋸2台、火力による動力製材があり、我が国民間最大の規模を持つ大工場だった。
■参考
天龍木材株式会社インタビュー
『天龍木材80年史』