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大草山おおくさやま

所在地 浜松市西区呉松町
大草山とは

浜名湖北東岸に突き出した半島にあり、今から約2~4億年前に堆積した秩父古生層の岩山が島状に突出してできた標高112.7メートルの山。
ふもとでは三方原礫層の一部を見ることができ、かつてこの付近を天竜川が流れていたことがわかる。
浜名湖パルパルと山頂の展望台をロープウェイが結んでおり、展望台からは遠州灘や富士山まで見渡すことができる。また、遊歩道も整備されており、自然観察や散策をすることもできる。

 

見られる動植物

山全体がアカマツ林になっており、林の中にはカクレミノが多く、ヤマツツジやモチツツジなどのツツジ類、そして秋にはツクシハギやマルバハギなどハギ類の花が咲く。また、湖岸ではハマナデシコやハマダイコンなどの海浜植物を見ることができる。
アカマツ林ではハルゼミが、湖岸付近ではシジミチョウ類やカメムシ類、コオロギ類などが多い。
秋には上空をワシタカ類の渡りが通り、冬にはスズガモやマガモなどのカモ類が飛来する。また、海水を飲みに来るアオバトの群れを見ることもできる。

 

参考

『新浜松の自然100選』(浜松市緑化推進本部)
『ウォッチングしずおかの自然』(静岡新聞社)
『ふるさとの自然 西部編』(静岡県県民生活局自然保護課)
 

 

 

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