入野地区織布工場の屋根いりのちくしょくふこうじょうのやね
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所在地 | 浜松市西区入野町 |
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■概要
入野地域で大正時代に始まった「織布業」は、時代とともに盛んになり、昭和32年には60軒、昭和40年にはピークで80軒の織屋があり、織機は3000台を数えたといわれる。盛んな時には、人口8000人くらいの入野町に女子従業員が3000人もいたため、化粧品店、小間物店、パーマ屋等が成り立っていたという。しかしその後、アメリカの繊維規制等の影響で減り始め、政府の織機買い上げ政策でほとんどの織屋が廃業。現存する「のこぎり屋根」は、倉庫や他の事業に使われている。
※町の夏まつりで歌われる「入野音頭」には、「筬(おさ)の音」「機どころ」などの歌詞が盛り込まれている。入野音頭作詞は龍雲寺住職の祖先。
■参考
2013年3月制作