鈴木直人すずきなおと
誕生地 | 現:浜松市天竜区水窪町 |
---|---|
生年 | 1885(明治18)年9月1日 |
没年 | 1974(昭和49)年3月4日 |
鈴木直人とは
鈴木直人は、医師として結核診療や研究に取り組み、藍綬褒章(らんじゅほうしょう)や勲五等双光旭日賞(くんごとうそうこうきょくじつしょう)などを受賞している。
生涯
1885(明治18)年、周智郡奥山村(現:天竜区水窪町)で生まれる。
小学校を卒業後、しばらくは村の小学校で教師をしていたが、少年のころより夢みていた医師を目指すため、竜川村横山(現:天竜区横山町)の医師高木林平(りんぺい)に師事し、東京の済生学舎(現:日本医科大学)に入学する。その後、医学を勉強し、医術開業試験に合格、東京浅草の楽山病院で実施訓練を行った後、1910(明治43)年に水窪で診療所を開いた。
1911(明治44)年からは奥山村の村医となる。また、結核病の研究に打ち込み、京都帝国大学(現:京都大学)の隅部(くまべ)・岡治道(おかはるみち)両教授の教えを受けて診療に務めた。
1914(大正3)年には水窪小学校校医となると、ひとりひとりのカルテを作って予防研究を進め、児童結核並びに女工結核についての研究結果を発表。また、他の市町村に先駆けて、自ら結核診療所をつくり、無料で治療を行った。
1947(昭和22)年から4年間、水窪町長に就任している。
1953(昭和28)年、医学に尽くした功績によって藍綬褒章を受賞。1965(昭和40)年に静岡市で開かれた第16回結核予防全国大会では運営委員長や議長を務め、同年4月には勲五等双光旭日賞を受賞した。さらに1967(昭和43)年、日本赤十字社から表彰を受けている。
1974(昭和49)年、89歳で他界した。
関連項目
参考
『郷土の発展につくした人々』(静岡県教育委員会)
『静岡県歴史人物事典』(静岡新聞社)
浜松といえば
おすすめ記事
徳川家康 浜松まつり 浜松城 浜名湖 中田島砂丘 弁天島 湖北五山 うなぎ 浜松餃子 三ヶ日みかん ドウマンガニ ガーベラ 楽器博物館
iPhone アプリ
edited by 浜松情報BOOK