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息神社の田遊祭おきじんじゃのたうたまつり

開催地 息神社(浜松市西区雄踏町宇布見)
時期 3月初午日
息神社の田遊祭とは

3月の初午の日に息神社で行われる祭礼で、古くは息神社の大太鼓祭りと共に行われていたといわれる。1871(明治4)年までは旧暦の初午※に行われていたが、その後、4月、9月、10月と移され、1950(昭和25)年から3月初午日に開催されるようになった。
元来、五穀豊穣を祈願する神事として神楽が奉納されてきたが、1868(明治元)年に出された神仏分離令によって神楽歌の仏教的部分は削除され、踊りはなくなってしまった。1907(明治40)年ごろに神楽歌の削除された部分は復活したが、踊りは現在でも断絶されたままとなっている。

※初午(はつうま)/2月の最初の午の日

 

祭礼順序

神社拝殿内の中央に田所(たどころ)と呼ばれる約2m四方の水田に見立てた木枠が設置され、そこを中心に行われる。また、拝殿正面には天狗・狐・おかめ・翁・おみな(老女)・鬼・般若の7面が掲げられている。
田遊神楽歌は、農耕作業を予祝する内容で、1.田打ち 2.苗代田の選定 3.肥料集め 4.種蒔き 5.祝いの餅撒き 6.鳥追い 7.苗取り 8.代かき 9.田植え 10.鳥追い、という内容が歌われる。途中には田所へ種籾が蒔かれ、最後、4人の稚児が田所の周りを時計回りに3周すると終了となる。

 

参考

『静岡県の民俗芸能』(静岡県教育委員会)
『村ごとの舞』(静岡新聞社)

 

 

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