息神社の大太鼓祭りおきじんじゃのおおだいこまつり
開催地 | 息神社(浜松市西区雄踏町宇布見) |
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時期 | 10月第2土曜・日曜 |
息神社の大太鼓祭りとは
10月の第2土曜・日曜に実施される息神社の秋季大祭。
古くは息神社の田遊祭(たうたまつり)と共に旧暦の初午※に行われていたものが分離し、現在のような秋祭りとなったとされる。
現在、祭りには西区雄踏町宇布見の8字(あざ)が参加しており、つるが丘と雄踏パークの2字を除く6字には館車(かんしゃ)と呼ばれる屋台がある。昔は二輪の大八車だったが、現在は2階造りで豪華な彫刻を施したものが多い。また、館車には直径80~90cmほどの太鼓が納まり、館車の上で直径40cm程度の小太鼓や笛・擦り鉦を子どもたちが担当するというのが一般的であった。
大太鼓が登場したのは第二次世界大戦後の昭和30年代に至ってから。戦時中に出征などであまり祭りに参加できなかった世代を中心に「中老会」が各字(あざ)で組織され、館車の太鼓とは別に大太鼓を新調し、台車に載せて館車と共に参加するようになった。その後、大太鼓はさらに大型化していき、現在のようになっていった。隣接する舞阪で行われている大太鼓祭りの影響もあると思われる。
※初午(はつうま)/2月の最初の午の日
祭礼順序
土曜日に宵祭り、日曜日に本祭りがおこなわれる。両日とも巡行は手踊りを先頭にして館車と大太鼓が後に続き、各字(あざ)を回った後、息神社へと向かう。
お囃子には出囃子(でばやし)・道中(馬鹿囃子)・練りこみ(鎌倉囃子)の種類があるが、各字によってその呼び方や曲は様々。また、最近では浜松まつりの影響を受けて、ラッパ隊が登場する字(あざ)もあり、祭の形態は現在でも変化している。
参考
『静岡県の民俗芸能』(静岡県教育委員会)
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