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高林家たかばやしけ

郵便番号 431-3122
所在地 浜松市東区有玉南町
高林家とは

江戸時代に浜松藩の大庄屋として栄え、一時期には代官をも務めた旧家であり、現在でも有玉南町に広大な敷地を構えている。
高林家の初代助五郎は今川氏に仕える武士であったが、今川義元が討死した後、徳川に拾われ、現在の地に屋敷を構えたのは室町時代末期とされる。独礼庄屋として繁栄していった高林家歴代当主のうちでも有名なのが8代目の方朗(みちあきら)。国学者として知られており、水野忠邦に国学を講じている。
明治時代に入ってからも高林家は実業家として活躍している。14代目兵衛は民芸運動の功労者として知られ、民芸運動を起こした柳宗悦(やなぎむねよし)との交流もあった。また、日本最初の民芸美術館は有玉の高林邸内に開設されている。

 

建物の特徴

独礼庄屋として栄えた広大な屋敷はシイやクスの古木に覆われている。
武者窓がついた長屋門は、数年前に銅板屋根へと改修されてしまったが、それまでは茅葺屋根であった。昭和40年代に屋根の葺き替えをした際に表札が発見され、それにより長屋門は1803(享和3)年に高林方朗によって建てられたことが判っている。規模は桁間六間半、梁間二間となっている。

 

参考

『浜松歴史散歩』(静岡新聞社)
『はままつ歴史発見』(静岡新聞社)

 

 

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