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御室屋敷みむろやしき

郵便番号 431-3901
所在地 浜松市天竜区佐久間町佐久間
御室家とは

御室家は、後醍醐天皇の皇子宗良(むねよし)親王に仕えていた御室民部卿※藤原光資(みつすけ)を始祖としており、現在まで640年余り続く家系。1614(慶長19)年から1615(元和元)年にかけての大阪冬夏の陣に出陣したという記録も残っている。江戸時代には佐久間村(現:天竜区佐久間町)の名主を代々勤めた。

※民部卿(みんぶのきょう)/戸籍を調べ、租税や賦役(ふえき)を司る役所の長官

 

建物の特徴

御室家の屋敷は江戸時代中期の1755(宝暦5)年に建てられたとされ、今も残る長屋門は1997(平成9)年7月8日に浜松市(当時は佐久間町)の文化財に指定された。
正面中央に両開きの板戸を備えた間口8尺(約2.4m)の門は、板張と漆喰(しっくい)塗の壁に桟瓦※葺の屋根をもつ切妻造※。門の右脇に片開きのくぐり戸が設けられており、向かって右側が「八畳」(現在は土間となっている)、左側が「味噌部屋」と呼ばれていた。
長屋門は1929(昭和4)年に一部改築されているが、門の板や柱、梁、桁などは建築当時のもの。

※桟瓦(さんかわら)/断面が波形をした瓦
切妻(きりづま)造/屋根最頂部の棟から両側へと広がる形状の屋根をもつ建物

 

駐車場

10台(無料)

 

関連項目

文化財〔建造物〕

 

参考

『静岡県の歴史的建造物・歴史的町並み』(静岡県都市住宅部)
『昔に出会う景観紀行』(浜松観光コンベンションビューロー)
『北遠の城』(浜松市生活文化部生涯学習課)
浜松市WEBページ(2011.11参照)

 

 

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