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旧浜松警察署とは

1928（昭和3）年に静岡県の浜松警察署庁舎として建設された。当初は警察と消防の本部が置かれ、かつてあった望楼からは市内が一望できたというが、望楼は老朽化のために解体されている。また、西側にある平屋建ての部分は留置場として使用されていた。
1945（昭和20）年の浜松大空襲でも焼け残り、1971（昭和46）年に警察署が移転、その後、所有は静岡県から浜松市へと変わり、浜松市福祉会館となった。現在では浜松市鴨江別館として使われており、展示会の開催や工房など、アートスペースとしての活用もできる。

建築の特徴

旧浜松警察署庁舎は1928（昭和3）年10月10日に竣工した近世復興洋式と呼ばれる鉄筋コンクリート造3階建ての建物。正面には石張りの3連アーチが施され、建築当初は外壁全面に日華石（にっかせき）のタイルが貼られていたよう。
現在は耐震補強が施されており、館内の見学をすることも可能。

参考

『静岡県の歴史的建造物・歴史的町並み』（静岡県都市住宅部）
『昔に出会う景観紀行』（浜松観光コンベンションビューロー）
『静岡県のとっておき建築探訪』（静岡県都市住宅部営繕総室）
『静岡県のすごい産業遺産Ⅱ』（静岡県文化観光部文化政策課）
 

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