柳本城西やなぎもとじょうせい
誕生地 | 現:愛知県豊橋市 |
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生年 | 1879(明治12)年 |
没年 | 1964(昭和39)年 |
柳本城西とは
医師でありながら伊藤左千夫(いとうさちお)門下の歌人としても活躍。
30歳のときに発行した「犬蓼」は城西が他界するまでの56年間、598号にも及んでいる。
生涯
1879(明治12)年4月4日、愛知県渥美都豊橋町大字関屋町(現:豊橋市)に生まれる。
1902(明治35)年に医術開業免状を受け、この頃から文学に興味を持ち始めた。豊橋病院にて医師をしながら1903(明治36)年には「鵜川」や「馬酔木」にて短歌を発表、「無花果短歌会」を創立している。
1906(明治39)年、28歳のときに浜名郡篠原村(現:西区篠原町)に転居し、医院を開業。
1908(明治41)年、「犬蓼短歌会」を創立し、回覧式冊子「犬蓼」を発行。「犬蓼」第5号からは歌人・小説家として有名な伊藤左千夫の批評を受けており、1914(大正3)年からは古歌の研究も始めている。
1949(昭和24)年、71歳のときにNHK浜松の短歌講師兼選者、1955(昭和30)年には『浜松市民文芸』の短歌選者となる。
1964(昭和39)年2月29日、86歳で死去。犬蓼短歌会の会員が「犬蓼」追悼号を発行し、「犬蓼」の歴史に幕を閉じた。
歌碑
「吾が甥と一緒の志願兵になりきソロモンの海に潜きて還らず」西区篠原町 篠原小学校
参考
『浜松文芸十人の先駆者』(浜松文芸館)
『浜松市石造文化財所在目録』(浜松市石造文化財調査会)
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