服部菅雄はっとりすがお
誕生地 | 現:浜松市北区都田町 |
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生年 | 1775(安政4)年 |
没年 | 1837(天保8)年 |
服部菅雄とは
江戸時代中期に活躍した国学者であり歌人。
生涯
1775(安政4)年に引佐郡下都田村向山(現:北区都田町)の旧家富田与右衛門の次男として生まれる。
若年の頃から学問の道を志し、伊勢松坂(現:三重県松阪市)に本居宣長をたずねていき、門人となった。そして、1798(寛政10)年の頃に島田宿(現:島田市)の豪家服部家の養子となり、富田菅雄(文三郎)から服部菅雄へと名が変わった。
かなりの資産家であったと思われる服部家だったが菅雄の代には、瓦解してしまいった。
文才には長けていた菅雄であったが、商才には弱く、家屋を失ってしまったので、これを機に諸国遊歴を始めた。関西や江戸、信濃道や陸奥国(みちのく)まで足を伸ばし、歌文を講じながら生活していた。晩年は江戸から中仙道を通って北信濃へ、さらに越後をへて酒田(現:山形県)へと入り、その酒田で1837(天保8)年、63歳でこの世を去った。
主な著作
『篠家文詞』
『源氏物語解』
『紫の根ざし』
『餌袋の反古』
参考
『浜松の史跡 続編』(浜松史跡調査顕彰会)
『はままつ歴史発見』(静岡新聞社)
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