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道路開鑿記念の碑どうろかいさくきねんのひ

所在地 浜松市北区滝沢町滝東
時期 1928(昭和3)年3月建立
概要

地元民たちの寄付によって道路を開いたいきさつを記す碑。表面には「都田瀧澤東區間 道路開鑿記念」と刻まれ、裏面に事業の経過と87名の発起人と寄付人の名が記されている。

 

道路開通に至るまで

江戸時代には「鷲沢・滝沢」と「都田」にはそれぞれの支配者がいたことと、村と村の間に山がそびえたっていたことにより、2つの村をつなぐ道を開くことが出来なかった。
明治を迎え、合併して1つの村となった後も滝沢東地区の人口が少なかったこともあり、行政の手が届かず、住民は不便を強いられていた。
そこで、1921(大正10)年に住民たちは自分たちの手で都田までの道を造ることにした。
地元と近郷の有志により寄付を仰ぎ、二千人余りの労力によって川沿いの急斜面を切り開いて2年余りで開通された。

 

参考

『浜松市の石造文化財』(浜松市教育委員会)
『浜松市石造文化財所在目録』(浜松市教育委員会) 

 

 

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