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佐鳴湖埋立開墾竣功紀念碑さなるこうめたてかいこんしゅんこうきねんひ

所在地 浜松市西区入野町若宮八幡神社境内
時期 1913(大正2)年10月建立
概要

若宮八幡神社に明治時代の佐鳴湖の埋立工事を記念する碑が建っている。埋立工事の経過と請願委員や起業者の名が刻まれており、1913(大正2)年に入野村によって建てられた。

 

開墾以前の佐鳴湖周辺

約4千年前の蜆塚に人が住み始めた頃、海面は今よりはるかに高く、現在の三方原台地以外の場所は海面下に沈んでいたといわれている。そして、縄文時代の終わりごろに地球が冷えると海面が低くなり始め、弥生時代には東西に長い砂山ができていった。そして、佐鳴湖湾の出口が徐々に塞がれ、現在の淡水湖である佐鳴湖が出来たとされる。

 

佐鳴湖の埋立

1897(明治30)年に埋立開墾を請願、1900(明治33)年に認可を受けるが、漁業権の問題で着手が出来ず、漁業組合を設立することとなった。しかし、当時の入野村は自由党(立憲政友会)と立憲改進党(憲政本党)の政治派閥の対立によって、佐鳴湖の埋立工事でもめていた。そのため、工事に着手したのは許可が下りてから4年が過ぎた1904(明治37)年になってからで、竣工して所有権が認可されたのは1912(大正元)年。

 

参考

『浜松市の石造文化財』(浜松市教育委員会)
『浜松市石造文化財所在目録』(浜松市教育委員会) 

 

 

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