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須部Ⅱ遺跡すべにいせき

所在地 浜松市北区都田町
時期 弥生時代~江戸時代
須部Ⅱ遺跡とは

水田の中に埋もれていた、弥生時代から江戸時代にかけての遺跡。 

 

遺構・出土品

特に古墳時代中期の遺構が多く見つかっている。幅10m、深さ1mほどの小川の跡と考えられる大溝が確認され、その両岸に建物が建ち並ぶ集落跡が発見された。9棟以上の竪穴住居跡があり、そこからはカマドや貯蔵用の穴、そしてカマドの中からは鍋の底を支えた石が残っているのが確認されている。また、出土品も多く、各種の土器や鎌や鍬などの鉄製の道具も豊富に出土している。その中には朝鮮半島から運ばれてきた鋳造鉄斧(ちゅうぞうてっぷ)と呼ばれる道具も含まれており、国際交流があったことがうかがえる。

 

戦国時代から江戸時代の初めにかけての遺構も多く、建物跡と見られる柱穴や70mほどにわたる屋敷を囲む溝などが確認されている。多くの出土品の中には、ヤスや釣り針といった漁具も含まれており、漁業を営んでいた人もいたことが分かる。また、太刀を飾るための金具も出土しており、裕福な人々が屋敷を構えていたと思われる。このほかにも火打金やキセル、銭貨などの生活用品も出土している。

 

参考

『浜松の遺跡』(浜松市博物館)
 

 

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