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養豚ようとん

浜松の養豚

浜松の養豚農家は1980(昭和55)年に235戸あったが、2001(平成13)年には9戸まで減少している。しかし、以前は農業主体で副業として行なわれることが多かったのに対し、現在は専門的な大規模経営が主体となっているため、生産量は1980(昭和55)年に105,400トンあったものが、2001(平成13)年には19,100トンとなっており、生産農家数が1/26ほどに減っているのに対し、生産量は1/6ほどの減少。
浜松の養豚は、種豚から子豚をとり、育てて出荷する一貫経営を行なう農家が主体。母豚は一度に8~10頭の子豚を産み、子豚は約6ヶ月、体重100~110kgになるまで肥育され、食肉になる。
養豚農家の周囲には住宅が建ち始めているため、悪臭などに気を使いながら、安全で高品質な豚の生産に取り組んでいる。

 

吉野養豚団地

吉野地区では、市内飼育頭数の7割に当たる4300頭余りを飼育し、市内でも養豚の盛んな場所であった。しかし、環境衛生上から住居と畜舎を分けて養豚するために団地化を導入。6戸の農家が農事組合法人を結成し、1977(昭和52)年1月には吉野養豚団地を建設した。
2.5ヘクタールの敷地に鉄骨平屋建ての豚舎や堆肥舎など19棟、し尿処理施設を完備し、常時3000頭を飼育、年間4800頭の出荷を目指した。
飼育数が増え、規模が大きくなることで特に問題となるのは排泄物の処理だが、回転円盤バッキ方式※を導入し、1日あたり9トンの排泄物を処理可能になることにより、悪臭などの畜産公害に対策を打っている。

※回転円盤バッキ方式/直径2.4メートルの発泡スチロール製の円盤を回転させ、円盤上に微生物を付着させ、窒素や有機物を酸化分解する装置

 

参考

『明日も元気!はままつ農業』(浜松市役所)
 

 

 

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