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葉ネギはねぎ

概要
ネギには根深ネギ、アサツキ、わけぎなどの多くの種類があるが、一般に太くて白い部分が多い白ネギ(根深ネギ)と、細くて緑の部分が多い葉ネギ(青ネギ)に大別される。
葉ネギは浜松地区が主産地であり、東部に流れる天竜川流域の肥沃な沖積土で栽培されている。
 
 
葉ネギの栽培
浜松では、昭和20年代から小規模ながら生産されていたが、昭和50年代になると市場でも新野菜として葉ネギが注目され始め、計画的な生産出荷が可能となり、1984(昭和59)年に本格的な周年栽培が始まった。
土を使わずに肥料を水に溶かした液(培養液)によって作物を栽培する養液栽培も取り入れるなどして収穫量を増やしている。また、降雨量によって品質に悪影響を及ぼすため、主にビニールハウスでの雨よけ栽培がされ、鮮度保持のために出荷時には予冷処理され、新鮮な状態が保たれるよう供給されている。葉ネギは年間を通じて出荷されているが、特に冬から早春にかけて需要が多くなる。
ネギ類はビタミンB1、B2、Cなどを多く含み、特有の硫黄化合物が消化液の分泌をよくする。昔、日本ではネギ、にんにく、にら、ラッキョウ、ハジカミを五辛(ごしん)と呼び、元旦に食べると健康を保つ作用があるとされた。

 

 

参考
『遠州の地場産業』(静岡県西部地域しんきん経済研究所)
『明日も元気!はままつ農業』(浜松市役所)

 

 

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