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シイタケしいたけ

シイタケ栽培
シイタケは江戸時代初期から大分県南部地方を中心に栽培されてきたが、当時は自然発生によるもので、種駒を打つようになったのは昭和20年代後半に入ってから。広葉樹に寄生する菌の発芽によって繁殖するので、温度や湿度などの気象条件が発育に大きく影響する。
 
浜松のシイタケ
旧天竜市を中心とする北遠地方は、シイタケを栽培するのに気候が適しているため栽培が盛ん。また、中国ではおがくずを使い、施設内で100日程で育てているのに対し、北遠では原木栽培が主流であり、安全性が高く深い旨味がある。「天竜しいたけ」は全国的にも品質の高さが知られている。
 
栄養素
シイタケは旨味を与える物質のグアニル酸を多く含み、独特の旨味があるため、昔からカツオブシ・コンブとともに日本で調味料として使われてきた。また、シイタケには薬理作用の面でも注目されており、動脈硬化の予防に効く物質も含まれている。乾しシイタケは食品中のビタミンDが豊富。

 

参考 

『遠州の地場産業』(静岡県西部地域しんきん経済研究所)

 

 

 

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