市営バスしえいばす
浜松市営バスとは
浜松市営バスが誕生したのは1936(昭和11)年。すでに市営自動車論は1928(昭和3)年から議論され、1932(昭和7)年の中村陸平市長時代に市営乗合自動車事業を出願したが許可されず、1934(昭和9)年の最新性も市内の交通網がほぼ整備されているという理由で許可されなかった。
そのため、浜松市は1936(昭和11)年、浜松循環自動車株式会社と中但馬自動車株式会社を買収し、それぞれが持つ路線を継承して市営自動車事業を行うことになった。浜松市営乗合自動車という名称で新車を八輌を購入。料金は十銭均一だった。
1945(昭和20)年浜松市は空襲を受け大きな被害を受けたが、戦後復旧し、合併による市域の拡大に合わせて、バス路線も拡張され多くの利用があった。
浜松市営乗合自動車の運行状況は下記。
○西廻線
浜松駅-鴨江-広沢-名残-追分-下池川-野口-浜松駅(相互循環)の7.9㎞で運行は1日158回
○東廻線
浜松駅-龍禅寺-北寺島-向宿-天神町-佐藤-野口-浜松駅(相互循環)の6.9㎞で運行は1日43回
○北廻線
浜松駅-千歳-平田-伝馬-元城-山下-高林-助信-野口-浜松駅(相互循環)の6.5㎞で運行は1日38回
○中田島線
浜松駅-中田島(夏季6か月の季節運転)4.9㎞で運行は1日5回
○佐鳴湖線
浜松駅-中山町-高町-広沢-小藪(夏季6か月の季節運転)4.9㎞で運行は1日4回
しかし次第に経営が悪化し、1986(昭和61)年に廃止された。
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