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秋葉山あきはさん

所在地 浜松市天竜区春野町・龍山町
秋葉山とは

赤石山系の南端にあり、標高885メートルの山頂からは遠州平野を一望することができる。
秋葉山は山岳信仰に起源をもち、平安時代に修験回峰の霊地のひとつとして開かれた。昔から火防の信仰を集めており、江戸時代には全国から多くの信者が参詣に訪れている。
現在も12月の秋葉の火まつりなどの祭典が行われる。
秋葉山一帯は天竜奥三河国定公園に指定されており、山麓から山上へと上る表参道は、東海自然歩道として整備され、山歩きを楽しむ人々が往来する。道沿いには往時の賑わいを感じさせる茶屋跡や賭場跡、常夜燈などが残っている。

 

見られる動植物

秋葉山一帯は500年以上前からスギやヒノキの植林がはじめられ、現在でも人工林が広がっている。山頂付近では樹齢500年以上、樹高40メートル前後、胸径1~1.5メートルほどのスギの巨木が多くみられる。
カシワバハグマやクルマバハグマなど、他ではあまり見かけない植物や、アキワギクやカギガタアオイなどの秋葉山ではじめて発見された植物も見ることができる。
初夏にはウグイスやオオルリなどの鳴き声が聞こえ、冬にはシジュウカラやエナガなどに杉林で出会うことが多い。

 

参考

『ウォッチングしずおかの自然』(静岡新聞社)
『静岡の百山』(明文出版社)
『遠州の山と峠』(ひくまの出版)
『週刊神社紀行 秋葉神社』(学習研究社)
 

 

 

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