自動車産業じどうしゃさんぎょう
浜松の自動車産業とは
浜松地域で自動車産業が本格的に成長しはじめたのは昭和30年代後半。もともと繊維産業の織機技術を持っていたことに加え、戦時中の軍事工場が数多くあったことから機械金属加工技術の基盤もあり、自動車生産へと引き継がれていった。
生産構造は自動車メーカーに大手の一次部品メーカー、更にそれに連なる二次、三次メーカーが結びつきピラミッド型を形成しているのが特徴。自動車は通常1台あたり2～3万もの部品を組み立てるが、その部品の7割近くを部品メーカーが担い、部品メーカーは自動車メーカーの要求に柔軟に対応することで競争力を高め、一大自動車産業地域として発展してきた。
しかし近年は世界同時不況の波を受け、輸出が急激に落ち込む中、2000年代後半からはハイブリッドカーや電気自動車の新たな開発が進んでいる。
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