清瀧寺せいりゅうじ
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郵便番号 | 431-3314 |
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所在地 | 浜松市天竜区二俣町二俣1405 |
Tel | 053-925-3748 |
時期 | 1579(天正7)年(開創) |
清瀧寺と徳川家
1405(応永12)年に長安坊という僧がこの地に草庵を構えたのがはじまり。
1579(天正7)年9月15日に徳川家康の嫡男である松平信康(岡崎三郎信康)が家康の命を受けて二俣城内で自害し、家康は信康の菩提を弔うために精舎を建立、行基が作ったとされる聖観世音像を奉納したのが実質的な開創とされている。翌1580(天正8)年9月には徳川家の菩提寺である三河の大樹寺(だいじゅじ)の一五世呑誉(どんよ)和尚を招いて本葬が営まれている。
本堂内陣には1857(安政4)年造彫の徳川家康の木像や、信康の位牌、それに徳川家歴代将軍の位牌が安置されている。
伽藍
創建以来災禍によって本堂を幾度か失っており、江戸中期の1705(宝永2)年、六世伝誉龍巌(でんよりょうがん)和尚の代に堂宇が再建された。江戸後期の絵図をみると本堂は入母屋作りで二層の屋根をもった大伽藍であったことがわかる。しかし、1870(明治3)年に襲来した台風によって大破してしまっている。その後容易に再建されず、篤志家の寄付や人々の浄財を得て明治後期にようやく本堂が落慶した。
山門は1668(寛文8)年に建立された四脚門。江戸時代はこの門前に「下乘」の高札が建っており、馬をもって乗り入れることが許されなかった。
参考
『遠州の古寺』(静岡郷土出版社)
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