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国産旅客機こくさんりょかっき

代表者 福長浅雄
天竜10号とは

1922(大正11)年福長浅雄が日本で始めて国産旅客機「天竜10号」(客室がある6人乗り)を開発。
 

 

詳細

1922(大正11)年、静岡県磐田郡掛塚町(現在の磐田市)において、株式会社福長飛行機製作所が、日本初の旅客飛行機「天竜10号」を完成。
エンジンのみイタリアからの輸入品(フィアット)だが、機体は当地で設計・製作。乗客の代わりに4人分の重量の砂袋をのせて受けた検査には合格したが、旅客運送事業としては法の整備がないことを理由に認められず、営業には至らなかった。
開発に尽力した福長浅雄は浜松南区大塚町出身の飛行機研究家。
日本の国産民間旅客機(エンジンのみ輸入)はその後YS-11しかない。YS-11が半官半民会社製と考えると、天竜10号は今でも唯一の純民間旅客機といえる。
浜松市立南陽図書館には、当時の木製プロペラと複葉の上下を支える木柱だけが、他の郷土資料とともに展示されている。プロペラ2個のうち1個には「昭和2年 日本楽器会社」と彫ってある。
「日本最初の旅客機」と書かれた上に複葉の「天竜10号」のレプリカが飾られた記念碑は福長兄弟の出身校の飯田小学校にある。
 

参考
書籍

翼よ青空まいあがれ~大空への階段をのぼった福長浅雄
マンガ日本史 傑物列伝
浜松産業史
空駆けた人たち~静岡県民間航空史

見学

飯田小学校正門前(天竜10号のブロンズ像)
飯田小学校福長コーナー

 

 

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