杉浦睦夫すぎうらむつお
誕生地 | 現:東区中野町 |
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生年 | 1918(大正7)年 |
没年 | 1986(昭和61)年 |
杉浦睦夫とは
杉浦睦夫は、世界初の胃カメラを開発した主任研究員。
生涯
1918(大正7)年浜名郡中ノ町村(現:東区中野町)に生まれる。中ノ町尋常小学校、浜松一中(浜松北高)を経て、東京写真専門学校で学んだ後、1938(昭和13)年にオリンパス光学工業に入社し、35ミリカメラの改良など光学機械の開発に取り組む。
1949(昭和24)年、「直接胃の中を撮影するカメラを作りたい」と考えた東京大学付属病院の宇治達郎外科医たちの要望にこたえて開発を担当。深海正治研究員とともに開発に着手した。
当時、胃の病気の診断には、レントゲンと胃鏡の二通りの方法があったが、レントゲンでは胃の内部の壁の様子までわからず、胃鏡では苦痛が大きく危険性も多かったのだ。
睦夫らは、試作品で動物実験を重ね、ついに1950(昭和25)年世界初の胃カメラ第一号の開発に成功し、胃の内部をフィルムに映し出すことに成功。さらに改良して2年後の1952(昭和27)年に実用化となった。
その後、岡谷光学工業株式会社を経て、1958(昭和33)年、杉浦研究所を設立し研究に専念。1986(昭和61)年68歳で逝去した。
参考・見学
書籍
『浜松産業史』
『プロジェクトX挑戦者たち1 執念の逆転劇』
小説『光る壁画』
DVD
『プロジェクトX挑戦者たち ガンを探し出せ』
施設
中ノ町小学校顕彰コーナー
浜松といえば
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