柴田水穂しばたみずほ
誕生地 | 現:湖西市 |
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生年 | 1915(大正4)年 |
没年 | 1994(平成6)年 |
柴田水穂とは
柴田水穂は、株式会社富士製作所(現:フジコーポレーション)創業者であり、計量式米びつ開発者。西遠プレス工業協同組合理事長も務め、プレス業界の指導的な立場で活躍した。
詳細
水穂は1915(大正4)年7月8日浜名郡吉津村(現:湖西市)の神官の家に誕生。子供のころから機械いじりが好きで、小学校の理科実験機材の管理は彼の役目となっていたほど。廃物を利用して、モーターや電鈴などをつくりあげ、才能発揮。中学時代にはニュートロダイン式ラジオを造り、そのラジオを聞きたいと毎晩人がつめかけたという。
設計事務所や工場、自動車修理などのアルバイトをしながら早稲田大学へ通学。その後、豊田自動織機製作所の自動車研究部で技術を磨き、戦後は浜松でオートバイ産業が発展すると1951(昭和26)年富士製作所(現:フジコーポレーション)を設立し、自分が設計した機械で部品製造を始める。そして、金属加工すべてに活かされた、プレス機械開発の先導者として活躍した。
1963(昭和38)年計量式米びつを発明。決まった量の米を簡単にとりだすことのできるこの商品は大ヒット。
1990(平成2)年にはこの技術の功績が認められ科学技術庁長官賞を受賞した。
このほか、家庭用もちつき機なども発明した。
人となり
家族はすず江夫人と2男3女の子供たち(2014年9月改訂)
余暇には油絵を描いていた。
参考
『遠州機械金属工業発展史』
『浜松ものづくり人物伝』
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