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東若林遺跡ひがしわかばやしいせき

所在地 浜松市南区東若林町
時期 奈良~平安
東若林遺跡とは

現在は平坦地だが、かつては東西に長い砂堤と湿地、沼地が帯状に並ぶ地形だった。

中でも東若林遺跡はもっとも発達した砂堤上にあり、現在は東海道本線が通っている。 

 

遺構・出土品

2005(平成17)年の発掘調査で奈良~平安時代の集落が発見され、砂堤に掘り込まれた竪穴住居跡(平面が四角形、一辺が約5m)や堀立柱建物の倉庫跡の遺構が確認された。
竈(かまど)周辺からは土師器の甕(かまど)や甑(こしき)、須恵器の食器類が出土。竪穴住居のひとつからは日本最古の銭貨である和同開珎※が出土したことから、有力者が住んでいたと考えられる。

 

この他、朱墨用の硯や高級食器の緑釉陶器(平安時代のもの)、祭祀に使われた陶馬などが発見されている。

 

※和同開珎

708(和銅元年)年~759(天平宝字3)年まで発行された。日本最古の銭貨で都のあった畿内周辺では銭として流通していたが、地方ではわずかに用いられただけだった。

 

参考

浜松の遺跡2
 

 

 

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