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天白磐座遺跡てんぱくいわくらいせき

所在地 浜松市北区引佐町井伊谷
時期 4世紀後葉(古墳時代前期)~平安時代
天白磐座遺跡とは

渭伊神社境内にある薬師山の頂上に、約40m四方にわたって群在する巨岩群を神の依代(よりしろ)(=磐座)とした古代祭祀遺跡。日常の安寧と豊穣、子孫繁栄を願い、巨岩の前で儀式が執り行われていたと考えられる。
県指定史跡

 

遺構・出土品

高さ7mに及ぶ最大の磐座の西壁直下は古墳時代の祭祀場として限定されており、多量の手捏(てづくね)土器や鉄鉾や滑石製勾玉などの祭祀に用いられた遺物が出土。
また、12世紀末には末法思想※による埋経※のための経塚が巨岩群の中央に営まれ、渥美半島製の経筒外容器が和鏡と共に出土している。

※末法思想/仏教における歴史観の一つ。釈迦の入滅後、初めの五百年を正法(しょうぼう)、次の千年を像法(ぞうぼう)、そしてその後の一万年を末法(まっぽう)といい、末法の世には真の仏法が衰えて、世の中が混乱するという考え。
※埋経/後世に伝えるため、経文などを経筒に入れ、地中に埋めること。

 

関連項目

文化財〔史跡〕

 

参考・見学
書籍

『浜松の古墳めぐり』

史跡

天白磐座遺跡

 

 

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